11月30日、U2のボノ(左)とサッカー選手のディディエ・ドログバ(右)が、ナイキによるエイズ対策キャンペーンで赤い靴ひもをアピール(2009年 ロイター/Luke MacGregor)
[ロンドン 30日 ロイター] サッカーのイングランド・プレミアリーグ、チェルシーに所属するディディエ・ドログバ選手と、アイルランド出身の人気ロックバンドU2のボノが、世界エイズデーの前日にあたる30日、スポーツ用品メーカー大手ナイキによるエイズ対策キャンペーンで、赤い靴ひもをアピールした。
ナイキは、2010年に開催されるサッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の時期に合わせた、世界エイズ・結核・マラリア対策基金とのパートナーシップを発表。特別に作られた赤い靴ひもを販売し、その収益を同基金やエイズに関する教育活動に寄付することを明らかにした。
コートジボワール出身のドログバ選手は、ロンドンで開かれた記者会見で「アフリカ出身なので、キャンペーンに関われたことは重要」と述べ、「エイズやHIVはアフリカを破壊しているが、人々は命を救うことがどれほど簡単なことか理解していない。1日に薬2錠、つまり40セントだ」と訴えた。
また、29日のアーセナルとの試合で2ゴールの活躍を見せたことについて、「この赤い靴ひもを付けていたことが、特にフリーキックで役に立った」と話した。