「のだめ」や「ハチクロ」の次に大ブレークする漫画は――。エンタメ総合情報誌「オトナファミ」(エンターブレイン)8月号は、「第2回NEXTブレイク漫画ランキングBEST50」として近い将来ヒットしそうなコミックス50作品を発表した。
全国の書店3000店を対象に独自のアンケート調査を実施してランキング化。さらに、注目の新人漫画家やブレークしそうな漫画キャラクターなども同時に発表している。
同誌は06年7月にも同様の特集を行い、当時第1位となった「もやしもん」は07年秋にテレビアニメ化され、異例の高視聴率をキープした。第5位にランクインした「デトロイト・メタル・シティ」の人気は全国規模にまで拡大した。今回は調査の第2弾となる。
ランキング1位〜5位は下記のとおり(「ここがヒット」は同誌から)
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【第1位】『聖(セイント)☆おにいさん』中村光
講談社/既刊1巻
ここがヒット:
二人のキャラ設定と絶妙な関係は、読み手をとりこに。イエスはストレスを感じると聖痕から出血。逆に幸福感を感じれば、石をライ麦的なパンに、水をワインに変える奇跡を発動。ブッダは徳の高い発言をするたび頭部より発光する。二人は「パンチとロン毛」というコンビ名で漫才を披露することも。ちなみにツッコミはイエスで、ブッダがボケ。ツッコまれたブッダの返しは「南無三!」。
【第2位】『ヒャッコ』カトウハルアキ
ソフトバンク クリエイティブ/既刊3巻
ここがヒット:
あの子といえばこういう性格で、あんな場面ではああいう発言をしそう……ということを読者はいつしかしっかりと把握させられてしまう。どんなに生徒が増えようとも愛情はそれぞれのキャラに等しくたっぷり注いでしまうことに。作者のキャラ設定の巧みさ、周到さはある意味ズルい。
【第3位】『よんでますよ、アザゼルさん。』久保保久
講談社/既刊1巻
ここがヒット:
豚足やザク足などの「イケニエ」を与えられれば飛び出す悪魔たち。自由気ままにダベってみたり、セクハラやイタズラに命をかける彼らは全くの役立たずだが愛嬌だけはある。ちなみにアザゼルさんは犬面でセクハラを特技とする下品な下級悪魔。
【第4位】『群青学舎』入江亜季
エンターブレイン/既刊3巻
ここがヒット:
小学生の不思議な友情も、若者同士のイマドキな恋愛も、おばあさんと自然の睦まじい関係も……すべては愛に包まれていた! 「楽しいのは、どういうシーンを描こうか練ってるとき。絵が好きで描いてるんじゃなくて、漫画が好きなんです」と語る作者の言葉は、その何気なく優しいストーリーたちが裏付ける。とはいえ、絵も端正で素敵。
【第5位】『宇宙兄弟』小山宙哉
講談社/既刊1巻
ここがヒット:
「兄とは常に弟の先を行ってなければならない」という六太の思いとは裏腹に、日々人はどんどん手の届かないところへ行ってしまう。それでも弟の前では虚勢を張り、「兄」としての威厳を保ち続ける六太のガムシャラな姿が、滑稽ながらも心に沁み入る。