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落書きから生まれた「宇宙人」世界へ 高木綾子さん

2008年8月9日

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 マシュマロのような体に、つぶらな瞳。アンテナのような耳をはやし、テレパシーで会話する。そんな設定の宇宙人キャラクター「UAMOU(ウアモウ)」の世界を、絵本やフィギュアとして制作している。

 東京・下町の生まれ。ジュエリー職人の両親の下、幼いころから絵を描いたりオブジェを作ったりしながら育った。お気に入りは「ドラえもん」や「ピーターラビット」。工芸高校を卒業した後、02年から4年間、英国で美術を学んだ。

 「ウアモウが降りてきたのは中学生のころ。教科書やノートに落書きしていたら出てきた」。ウアモウの宇宙船がブーという生き物の住む惑星に不時着。ブーに助けられて故郷の星に帰ると、仲間はヴァモウという乱暴な種族にいじめられていた――と、物語が膨らんでいった。

 「留学中に、フィギュアなどを扱うロンドンのショップにウアモウの絵本やバッジを見せたら、扱ってくれることになった」

 英国を中心に人気が広がり、07年にはパリの有名なセレクトショップ主催のグループ展に、村上隆や奈良美智とともに招かれた。同年、国内初の個展を京都で開催。木彫の「千手ウアモウ像」などを発表した。この展示は上海にも巡回した。

 フィギュアなどのグッズは、ホームページを通じて世界に出回っている。取扱店は欧米、アジアを中心に約30店舗。最近もパキスタンのデザインショップから注文があった。「世界のあちこちにウアモウが行っていると思うと、本当にうれしい」

 今後はアニメや油彩の制作も、と瞳を輝かす。「自分の中に引き出しがいっぱいある。それを開けていきたい」(西岡一正)

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