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「神の雫」、グルマン世界料理本大賞の最高位受賞

2009年7月2日

写真「神の雫」の仏語版を手にするオキモト・シュウさん(左から2人目)と講談社、仏グレナ社の関係者=パリ、飯竹写す

 【パリ=飯竹恒一】ワインがテーマの漫画「神の雫(しずく)」(亜樹直・作、オキモト・シュウ画、講談社)が1日、「料理本のアカデミー賞」と言われるグルマン世界料理本大賞の最高位の賞「殿堂」をパリで受賞した。日本の作品がこの賞に輝くのは初。昨年から仏語版(グレナ社)が出版され、単行本8巻までで35万部発行されている。

 主人公が12本の優れたワイン(12使徒)と、その頂点に立つ「神の雫」を探す物語。取り上げられた仏ワインに日本から注文が殺到して話題となったのが、仏語版を出版するきっかけの一つだったという。賞の主催団体関係者は「主要な仏ワイン輸入国である日本で、ワインが普遍的な視点から、しかも漫画という新しい様式で描かれた点が評価された」と話した。

 授賞式では作画を担当するオキモトさんが和服姿で「(ストーリーは)まだ半分までしか進んでいない。これからも続くので楽しんで読んでください」と話した。

 連載中の講談社モーニング誌の担当編集者、廣川宗興氏は「大人が味わうべき文化として今回の作品が受け入れられた意義は大きい。登場するワインの大半を占める仏ワインの本場で評価を仰ぎたいとも思っていた」と語った。

 「殿堂」は、同大賞の一連の賞の中でも、歴史的意義がある極めて優れた作品のみに与えられる。

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