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第2次大戦舞台にファンタジー アニメーション監督 芦野芳晴

2009年7月27日

写真拡大芦野芳晴監督=東京都内で

 初監督映画「ファースト・スクワッド」がモスクワ映画祭に出品され、特別賞「コメルサント賞」を獲得した。第2次大戦の東部戦線で、超能力部隊のロシア人少女が自軍を救うため刀を振るい、ナチスが召喚した悪霊騎士団を相手に闘う物語。重い歴史と大胆なファンタジーとリアルなアクションを融合した。

 「モスクワの観客は、『大祖国戦争』と呼ぶ自国の歴史や自分たちの街がアニメになっているのが面白かったようで、喜んでくれました」

 日本アニメを熱烈に愛するロシア人2人が原案とプロデュースを担当。「アバンギャルドな作品づくり」を買って、日本のSTUDIO4℃に映像制作を依頼した。同社でテレビアニメ「魔法少女隊アルス」などを手がけた芦野監督が、脚本作りから参画、単身モスクワと周辺の村をロケハンもした。

 「プロデューサーから『背景の窓が違う。これはロシアじゃなくチェコの窓だ』といろいろチェックが入って大変だったが、いい加減なものは作りたくなかった」

 ディズニーが日本に設けたスタジオで、アニメーターとして多くの合作に携わった。「合作といっても実質は下請けだった。今回のようなガッチリ組んだ本当の合作で、世界中のクリエーターといろんな化学反応を起こしていけたら面白い」

 実は今作は長大な物語の序章。続編の製作が決まっている。「今ならベラルーシとロシアの村を描き分ける自信、ありますよ」(小原篤)

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