現在位置:
  1. asahi.com
  2. エンタメ
  3. 映画・音楽・芸能
  4. 映画
  5. 記事

映画の中の日本文学展 ポスターや写真でたどる

2008年6月18日

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 このエントリをYahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで、「映画資料でみる 映画の中の日本文学」展が開催されている。新しいシリーズの展覧会で、パート1は7月20日まで。古代から昭和初期までの日本文学で映画化された作品を取り上げ、ポスター、写真、シナリオなどでたどる。ヒットした小説を映画化するのは今に始まったことではないことがわかる。

 例えば夏目漱石では、「吾輩は猫である」「坊っちゃん」「三四郎」「こころ」「それから」などが映画化されている。

 溝口健二監督が谷崎潤一郎の「蘆(あし)刈」から「お遊さま」を作る際に撮られた写真では、俳優たちに恐れられていた溝口が谷崎の前で頭を下げている。また、同じ谷崎の「痴人の愛」を67年に増村保造が監督した映画のポスターは、「密室で飼育された可愛い女! エロか芸術かで話題を呼んだ大谷崎の名作に安田道代が新鮮な魅力で体当たり!」と時代を感じさせる。

 武者小路実篤など白樺派の文学の映画化は少ない一方、菊池寛、山本有三、江戸川乱歩などの大衆作家の映画化が多い。

 ビデオ映像の展示が「路上の霊魂」と「東京行進曲」だけなのが少し残念。月曜休館。ハローダイヤル03・5777・8600 (古賀太)

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内