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新部門エコで争う、18日から開催の東京国際映画祭

2008年10月16日

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 第21回東京国際映画祭(TIFF)が、18〜26日、東京都港区の六本木ヒルズと渋谷区のBunkamuraを中心に開かれる。今年から「エコロジー」をテーマに据え、「ナチュラルTIFF」や「トヨタ・アース・グランプリ」が新設された。みどころを紹介する。

■コンペに15作品

 「ナチュラルTIFF」は自然との共存を考える27本を集めた部門。公害反対コメディー「フェデリコ親父とサクラの木」(スペイン)や、故ポール・ニューマンがナレーターを務める「ミーアキャット」(英・米)など新作10本のほか、黒澤明監督「デルス・ウザーラ」(ニュープリント)など旧作が上映される。

 「トヨタ・アース・グランプリ」は主要部門に参加するすべての作品を対象に、エコロジーを扱った最も優れた映画に贈られる。また、会場前に敷かれるレッドカーペットが、ペットボトルのリサイクルで作られたグリーンカーペットに変わる。

 コンペ部門は、72カ国・地域の690本から選ばれた15本が東京サクラグランプリを競う。審査委員長はオスカー俳優のジョン・ボイト。

 ポーランドの重鎮イェジー・スコリモフスキ監督の「アンナと過ごした4日間」や計4時間超の大作「パブリック・エナミー・ナンバー1(Part1&2)」(仏)、特撮スペクタクル「超強台風」(中国)など話題作がそろった。日本からは妻夫木聡主演の「ブタがいた教室」と、俳優の渡部篤郎初監督作「コトバのない冬」が参加する。

 「東京」の顔として定着した「アジアの風」部門は、今年も個性的なラインアップ。注目作家の特集は、パレスチナ難民出身のラシード・マシャラーウィ。7月に死去したユーセフ・シャヒーン監督の代表作「カイロ中央駅」を追悼上映する。

 「日本映画・ある視点」部門は、林海象監督の探偵映画「THE CODE/暗号」や市川準監督の遺作「buy a suit」、重松清の短編を原作にした2作「青い鳥」「その日のまえに」など個性的な10本が上映される。

 その年の主要な映画祭で話題になりながら日本公開のめどが立たない作品を上映する「ワールドシネマ」が、2年目を迎えて充実している。カンヌのグランプリ「ゴモラ」(イタリア)、同カメラドール「ハンガー」(英)、ベルリン女優賞「ハッピー・ゴー・ラッキー」(英)など10本が集まった。

 22〜24日には新企画「映画人の視点」がオールナイトで開かれる。日本を代表する気鋭監督のトークと、代表作数本上映の2部構成だ。22日が岩井俊二、23日が黒沢清、24日が滝田洋二郎。

 また、黒澤明賞には、ロシアのニキータ・ミハルコフ監督と中国のチェン・カイコー監督が選ばれた。

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