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ジャッキー・チェン、新作でアクション封印

2009年3月27日

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あいさつするジャッキー・チェン写真子役を抱くジャッキー・チェン(中央)と竹中直人(右)、加藤雅也写真写真写真「新宿インシデント」(C)2009 Emperor Dragon Movies Limited All Rights Reserved

 ジャッキー・チェンが、カンフーもアクションも封印した新作「新宿インシデント」の公開を前に26日夜、新宿・歌舞伎町の先行上映で舞台あいさつした。「アクションが全くないショッキングな映画で、初の挑戦だ」と述べた。(アサヒ・コム編集部)

■「酔拳、もうできない」

 「ラッシュアワー3」や、ジェット・リーとのダブル主演が話題を呼んだ「ドラゴン・キングダム」など、近作でも生身のアクションが健在だったジャッキー。だが、この「新宿インシデント」では一転、アクションを排して、内気で優しい男の変転を演じた。

 「自分を変えたいと、ずっと思っていた。これ以上、ピエロのような(カンフーの)酔拳はできないし、『ラッシュアワー』『ポリス・ストーリー』のようなことも、ずっとはできないからね」

 物語の舞台は歌舞伎町。ジャッキー演じる鉄頭は、日本に留学した幼なじみ恋人シュシュ(シュー・ジンレイ)を探しに、蛇頭の手引きで密入国し、歌舞伎町へ。台南ギャングとの抗争に巻き込まれ、闇社会へ。シュシュは暴力団幹部の江口(加藤雅也)と結婚していた。その江口から、合法的な身分証をもらう代わりに暴力団会長と、その跡目を狙う武闘派組長の殺害し、歌舞伎町のドンに祭り上げられてしまう。鉄頭に対し、厳しくも温かな視線を向けていた刑事(竹中直人)もかばいきれなくなる。鉄頭は恋人を探して、幸せな暮らしをしたいだけだったのだが…。

■色気と切なさを演じる

 アクション一辺倒だったジャッキーは「今後は本当の役者、俳優としてやっていこうと思う」と自嘲気味に話した。その静かな演技に“開眼”したという初挑戦に対し、竹中は「痛みをもった人間を、色気と切なさを出して演じているのは、さすが」と感服。香港映画「デッドヒート」(95年)でも共演した拳也は「20年のつきあいになるが、初めて見るジャッキーだった。前の作品(『デッドヒート』)では殴り合いだったが、今回は静かな闘いで、その緊張感が気持ちよかった」。

 他の俳優のアクションシーンで、ジャッキーはイー・トンシン監督から「現場で口だしするな」と、たしなめられた。「座って何もできなかったのがつらかった」と言う。その姿を見た加藤は「ジャッキーは、じっとしていられないようだった。今回はアクションはしないんだと、自分に言い聞かせている姿が印象的だった」と語った。

 5月1日、新宿オスカーなどで公開。

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