映画「女の子ものがたり」に出演する(右から)高山侑子さん、波瑠さん、大後寿々花さん、深津絵里さん、西原理恵子さん、福士誠治さん、森岡利行監督
「私の半分ぐらいの(体形の)人(深津さん)が私の役をやってどうするんだろうと思った」という西原さん
映画のシーンにちなんで、出演者それぞれが「子ども時代の夢」を紙に書き、ガラスの瓶に入れた。深津さんは「大人になりたい」、西原さんは「絵かきさん」。この瓶は各劇場を巡回し展示される
(C)2009西原理恵子・小学館/「女の子ものがたり」製作委員会
漫画家・西原理恵子さんの自伝的作品「女の子ものがたり」が映画化され、西原さんはじめ主演の深津絵里さん、大後寿々花さんらが22日、都内で行われた完成披露試写会に登場した。(アサヒ・コム編集部)
映画は、スランプ気味の漫画家・菜都美と、故郷の友人2人との物語。少女時代の友情を回想し、菜都美は再び漫画に取り組む気力を取り戻していく。少女3人それぞれの生きる道、厳しい現実も描かれる。
原作のファンだったという深津さんは「読んで心の奥が揺さぶられた。西原さんの分身を演じるのは失礼だと思い、自分が原作を読んで感じたことを見る人にちゃんと伝えるのが私の役目だと、素直に演じました」と話した。
西原さんは「自分の作品が誰かの手で動くのはとてもうれしい。孫が歩いているような『何やってもいいよ』という感覚で、いまとても気楽です」と笑わせた。
脚本も担当した森岡利行監督は「子どものころを思い出して映画を楽しんでほしい」と話した。
「女の子ものがたり」は初秋から、渋谷シネクイントほか全国で公開される。