最先端の映像アートを集めた「イメージフォーラム・フェスティバル2009」が28日から5月6日まで東京・新宿のパークタワーホールを主会場に開かれる。国内外の招待部門と一般公募部門の計24プログラム。
海外招待部門では、「20世紀は終わらない」と題した小特集がある。その一つ「7915キロ」は、「いのちの食べかた」のニコラウス・ゲイハルター監督の新作。パリから西アフリカのダカールへ、ラリーが駆け抜けた土地を訪ねるドキュメンタリー。大自然に刻まれたわだち、道中の村の生活が、西欧とアフリカの複雑な関係を映し出す。
作家特集は日本映画研究者でもあるドナルド・リチーに注目。短編「犠牲」(59年)がデジタルリマスターで半世紀ぶりに上映される。日本招待部門は、かわなかのぶひろが渚ようこの新宿コマ劇場最終公演を撮った「酒場♯7」、大木裕之の「松前君の映画2009」など。
また、韓国の映画祭「シネマ・デジタル・ソウル」の傑作選なども、28日から5月5日まで東京・渋谷のイメージフォーラムでレイトショー上映する。
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