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路上からアフリカの現実伝える 小林茂監督の「チョコラ!」

2009年5月7日

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 ケニアのストリートチルドレンを追ったドキュメンタリー「チョコラ!」が9日から東京・渋谷のユーロスペースで公開される。路上ライフをしたたかに生きる子供たちの姿が、知られざるアフリカの現実を伝える。

 「わたしの季節」の小林茂監督の新作。ナイロビ近郊の街で06年に約5カ月かけて撮影した。「最初はグローバリゼーションや政治腐敗といった大テーマを考えていた。でも、現地に行くと何か違う。ガキ大将が君臨し、小さい子をみんなで守る。僕らの子供時代とそっくりだった」

 「チョコラ」とはスワヒリ語で「拾う」。くず鉄拾いに早朝から繰り出し、繁華街で物ごいに励む。シンナーや窃盗に走る子も。様々な事情を背負った子供たちの日常が、彼らの目の高さで描かれる。

 「確かに貧しいけれど、だから不幸だとは言いたくない。クシャクシャの札で食事代を払う、そのたくましさ、誇りを伝えたい」

 小林監督は、佐藤真監督の「阿賀に生きる」のカメラマン。佐藤監督は本作の編集をするはずだったが、果たせぬまま07年に世を去った。

 「『映画は最後までわからない』という真さんの助言に何度も支えられた。その意味で、これは彼のドキュメンタリー精神を受け継ぐ作品なのだと思います」(深津純子)

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