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原点回帰、シンプルなSFに 「スター・トレック」監督

2009年6月14日

写真拡大「スター・トレック」から、カーク(クリス・パイン)写真拡大J・J・エイブラムス監督=東京都内で

 長寿SFシリーズの映画第11作「スター・トレック」が公開中だ。66年に始まったテレビシリーズ第1作の名コンビ、カーク船長と副長スポックの若き日を描く。製作も兼ねたJ・J・エイブラムス監督は「バージョン違いの『スター・トレック』が多すぎる、と思ったので原点に返った」と話す。

 けんかっ早いが仲間思いのカーク(クリス・パイン)と、沈着冷静だが出自にコンプレックスを抱えたスポック(ザッカリー・クイント)。エンタープライズ号に乗りこんだ2人は、反目を乗り越えて力を合わせ、惑星連邦を襲う危機に立ち向かう。

 監督が目指したのは、明るい未来とシンプルなSF。宇宙というフロンティアへ旅立つ船を舞台に、若者たちが各自の才能を生かし難局を乗り切る。タイムスリップ、ブラックホール、物質転送装置など、道具立ては古典的で、小難しい理屈は省いた。「最近のSFは暗くシニカル。それも嫌いじゃないけど『スター・トレック』本来の未来像はとても明るく前向きなもの。協力し合う乗組員の魅力を前面に出すため、難しい技術用語は使わず、彼らの性格や感情を分かりやすく描くことを心がけた」

 元祖スポック役のレナード・ニモイやおなじみのユニホームが登場。往年のファンをニヤリとさせる仕掛けもちりばめられている。

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