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チェコ人形アニメ公開 渋谷で「屋根裏のポムネンカ」

2009年7月17日

写真「屋根裏のポムネンカ」から

 チェコの人形アニメ「屋根裏のポムネンカ」が8月1日から東京・渋谷のユーロスペースで公開される。屋根裏部屋で、住人に忘れられたガラクタたちが冒険と闘いを繰り広げる。「子供はネジやボタンや壊れた人形で、想像力を膨らませていくらでも楽しい時を過ごせる。そんな子供の遊びの世界を映画にした」とイジー・バルタ監督は話す。

 青い目の人形ポムネンカが誘拐され、粘土のかたまりに目鼻をつけたシュブルトやクマのぬいぐるみのムハが助けに行く。タンスからあふれるシーツの洪水を超え、ネズミの操縦する飛行機に乗って……。

 バルタ監督にとって24年ぶりの長編。長い伝統を誇るチェコの人形アニメの第一人者だが、89年の民主化後は資金集めに苦しむ時期が続いた。「工房で人形やセットを作り、スタジオに置いて照明をセットし、一コマずつ撮影して、と人形アニメには金がかかる。若い人たちが、コンピューターさえあればできるCGへ流れていくのが心配だ」

 ポムネンカをさらう悪の親玉は、権力者然とした顔の胸像。メークを施した人間の役者が演じる。「人形アニメの中に人間という異物を放り込んだら、面白いコントラストと緊張感が画面に生まれるのでは、と期待したんだ」

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