2009年8月12日
「心のアンテナ」を歌う中川翔子さん
歌う中川翔子さんのバックにピカチュウと主人公サトシが映し出される
湯山邦彦監督(右)と共にステージに上がる中川翔子さん(中央)
ステージを終えピカチュウとにっこり
【ロカルノ(スイス)=小原篤】開催中の第62回ロカルノ国際映画祭で、歌手の中川翔子さんが歌を披露した。熱烈なアニメファンとして知られる中川さんが主題歌を担当した映画「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ」(公開中)が、映画祭の今年の目玉企画である日本アニメの大規模特集「MANGA IMPACT」で上映されるのに合わせて9日夜(日本時間10日未明)、大広場の特設ステージに立った。
映画祭の名物である広場での野外上映が始まる前、ポケモン映画を紹介するミニコーナーで、司会者が「女優で歌手、そしてオタクカルチャーのオピニオンリーダー、しょこたん!」と呼ぶと、中川さんが湯山邦彦監督やピカチュウの着ぐるみと一緒にステージに登場した。
用意したイタリア語のあいさつを読み上げた後、今回の映画で中川さんが声を担当したポケモン「ギザみみピチュー」のぬいぐるみを振りながら「ピチュピチュピチュー」と鳴き声も披露。大スクリーンに投影された映画の映像をバックに、やや緊張した面持ちで主題歌「心のアンテナ」を歌い、約5千人の観客から盛んな拍手を浴びた。
ステージに先立ち9日昼には公式記者会見があった。中川さんは「アニメもゲームも大好きな『ポケモン』に、こんなにたくさんかかわらせていただき、夢みたいです。ピチューはアニメーションだけど魂と感情があって、人間の言葉は話せないけど伝えたいことがたくさんあるんだな、とアフレコしながら感動しました」と話した。