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藤沢周平原作の映画「花のあと」完成 北川景子らが会見

2009年10月8日

写真:「ファンの多い藤沢作品。プレッシャーもあったけれど主演に選んでもらったことを自信と誇りにして撮影にのぞんだ」と話す北川景子拡大「ファンの多い藤沢作品。プレッシャーもあったけれど主演に選んでもらったことを自信と誇りにして撮影にのぞんだ」と話す北川景子

写真:柄本明(右端)は「北川さんには今日初めて会った。自分は出番が少ないのにこの場にいて申し訳ない」柄本明(右端)は「北川さんには今日初めて会った。自分は出番が少ないのにこの場にいて申し訳ない」

:映画をイメージした漢字を発表。北川は「画面と物語の美しさがマッチしている」と『美』。甲本は「才助は何もかも背負う覚悟のある男」と『負』。宮尾は「真っすぐで筋の通った生き様を感じた」と『義』映画をイメージした漢字を発表。北川は「画面と物語の美しさがマッチしている」と『美』。甲本は「才助は何もかも背負う覚悟のある男」と『負』。宮尾は「真っすぐで筋の通った生き様を感じた」と『義』

写真:レッドカーぺートならぬ「紅葉カーペット」を歩く拡大レッドカーぺートならぬ「紅葉カーペット」を歩く

写真:父親役の國村に「強さとやわらかさ、華やかさを合わせ持っている方」と言われにっこり拡大父親役の國村に「強さとやわらかさ、華やかさを合わせ持っている方」と言われにっこり

 藤沢周平原作の映画「花のあと」(10年3月公開予定)の完成報告会見が8日、東京・帝国ホテルであり、北川景子、甲本雅裕、市川亀治郎と中西健二監督らが和服姿で登場し、撮影の苦労話や作品への思いを語った。(アサヒ・コム編集部)

【動画】北川景子「殺陣の稽古が楽しかった」(YouTube)

 「花のあと」は、藤沢周平が郷里の荘内(地方)をモデルに創作した「海坂(うなさか)藩」を舞台にした短編小説で、07年に出版された「海坂藩大全」にも収録されている。江戸時代、ひそかに思いを寄せる下級武士の仇討ちを果たすため、自ら剣を手に戦いの場に向かった女性の姿を描く。

 主人公・以登(いと)を演じた北川は時代劇初挑戦。「着物に慣れるという初歩的なことから始まった。所作の先生が厳しく、『役者を辞めろ』と言われ、練習中に泣いたこともあった。殺陣のけいこは半年続け、だんだん以登と自分がひとつになっていく感じが実感できた」といい、「身につけた所作や、古き良き時代の情緒を学べたことは日本人として貴重な経験だった」などと話した。

 以登のいいなずけ・片桐才助役の甲本は、「藤沢作品に出演できて跳び上がるほどうれしかったが、器が大きい才助という男を伝えられるか、自分なりに苦しんだ。自分は器がちっちゃいので、大きい人はどうやってそれを表面に出すのか想像しながら芝居した」と振り返った。

 仇役の藤井勘解由には「初の悪役」という市川亀治郎。「悪役は悪人が演じると案外うまくない。試写を見た人から『悪かったですねえ』と言われ、自分がいい人でよかったと思った」と笑わせ、「けれん味を廃して正々堂々と画面の美しさ、俳優の演技で勝負した、どこに出しても恥ずかしくない作品」と自信たっぷり。

 中西健二監督は「劇映画2作目で藤沢作品。自分には荷が重いのではないかと思ったが、原作の素晴らしさにどうしてもやってみたいという気持ちの方が強かった。以登の凜としたたたずまいは、藤沢作品のたたずまいに共通しているのではないかと思い、余計なものをそぎ落とし、大事なエッセンスをきちんと出すことを心がけた」と語った。

 ほかに、以登が思いを寄せる江口孫四郎をバレエダンサーの宮尾俊太郎、以登の父・寺井甚左衛門を國村隼、原作にない宗庵を柄本明が演じている。

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