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韓国国立映画アカデミー 25周年祭 歴代秀作を特集上映

2009年11月28日

写真:KAFAのパク・キヨン院長KAFAのパク・キヨン院長

 「殺人の追憶」のポン・ジュノ、「8月のクリスマス」のホ・ジノら人気監督を生んだ韓国国立映画アカデミー(KAFA)の25周年を記念して、歴代の秀作を集めた映画祭が12月12〜25日、東京・渋谷のユーロスペース(電話03・3461・0211)で開かれる。

 KAFAはハリウッド映画の流入で映画界が苦境にあった1984年、「即戦力の人材育成」を目指して設立された。現在までに438人の卒業生を映画やアニメーションの現場に送り出している。

 入学条件は映画作りの経験があること。年齢、学歴、国籍は問わない。実技重視のスパルタ教育で知られ、「映画士官学校」の異名も。「授業も宿題も山ほどあるので、学生たちは『映画高校』と呼んでいる。卒業にこぎつけるのは入学者の3割程度です」とパク・キヨン院長。自身もKAFAの3期生で、「モーテル カクタス」などの監督作品が日本でも上映されている。

 「設立当初、韓国に映画学科を持つ学校は四つしかなかったが、現在は200もある。その中で常に最高の教育水準を保つために、カリキュラムの刷新も重ねています」

 1年次の短編実習に加え、07年からは2年次に長編製作も始めた。特にアニメの長編は、海外の映画学校でもほとんど例がない試みだという。

 「実習で長編アニメを作るのは時間的にも資金的にも無理だと内外から反対があった。でも、これまで2本が完成し、ともに高い評価を得ています」とパク院長。

 特集では、長編アニメ「ロマンはない」や、今年の釜山国際映画祭ニューカレンツ賞受賞作「私は苦境に立った!」などを上映。短編の傑作選には、ポン・ジュノ、ホ・ジノ、イム・サンス監督らの学生時代の作品も登場する。「25年間の韓国社会や映画界の変化もわかるはず。若い作り手の格闘の軌跡を見てほしい」とパク院長は話している。

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