2009年12月9日
映画の撮影に関し、「実際に事件が起こった場所でロケができたことは、素晴らしい経験だった」と語った
デニム素材のシャツと黒いジャケットに、濃紺のデニムを合わせたファッションで登場した
ジョニー・デップが演じるジョン・デリンジャー (C) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの主役などで人気を集め、米ピープル誌の「最もセクシーな男性」に選ばれた俳優、ジョニー・デップ(46)。主演をつとめる最新作「パブリック・エネミーズ」のPRのため9日、約2年ぶりに来日し、都内で記者会見した。(アサヒ・コム編集部)
「パブリック・エネミーズ」は、大恐慌に陥った1930年代前半のアメリカが舞台。警察の裏をかき大胆不敵な手口で銀行から金を奪うが、「仲間を決して裏切らない」「弱者の金は奪わない」など独自の美学を持ち大衆にもてはやされた実在のギャング、ジョン・デリンジャーをジョニー・デップが演じる。
ジョニー・デップは「人並み外れたカリスマ性を持った、魅力的な男」とデリンジャーを評し、「私もワイルドで反抗的な子ども時代を送った。彼は少年時代に過ちを犯し、犯罪者という方向に進むことになったが、もしかしたら自分も同じ道を歩んでいたかもしれないと思う」と話す。
映画の舞台となった1930年代についても思い入れがあるようで、「私をとてもかわいがってくれた祖父は、昼間は市バスの運転手、夜は密造酒の製造を行い、大恐慌のなか非常に苦労して家賃を払っていた。そういう時代を描いた映画に出演し、祖父へのオマージュとしてささげたいと思った」。
「俳優として、毎回違う役をつくりあげていくことに魅力を感じる」というジョニー・デップ。今回の映画でも、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウとはまた違った一面が見られるだろう。
映画「パブリック・エネミーズ」は、12月12日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座などで公開される。監督はマイケル・マン、共演にマリオン・コティヤール、クリスチャン・ベイルら。