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北朝鮮在住被爆者の窮状を映画に 「棄てられた被爆者」

2010年6月18日

 北朝鮮に住む被爆者を撮ったドキュメンタリー「ヒロシマ・ピョンヤン 棄(す)てられた被爆者」の伊藤孝司監督と、映画を監修し、出演した李実根(リ・シルグン)・在日本朝鮮人被爆者連絡協議会長のトークが15日、東京・なかのZEROであった。

 映画は、平壌で暮らす李桂先(リ・ゲソン)さん(68)を軸に描く。3歳のとき、母と共に原爆投下から約2週間後の広島に入った。北朝鮮に渡り結婚するが、やがて健康を損ねることが映される。

 伊藤監督は、北朝鮮の被爆者が日本政府の援護を受けられないことを明らかにしようと映画化したという。「日朝関係が悪化している今こそ、在朝被爆者の問題を少しでも知ってもらいたい」と語る。李会長は「朝鮮半島と日本の長い歴史をしっかりと見つめて、友好的な手を差し伸べてほしい」と訴えた。7月3日から東京のポレポレ東中野で公開される。順次各地で。(小林裕子)

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