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甲子園、「アフリカン」が大ヒット 50校が演奏

2008年8月16日

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写真初回の攻撃時、智弁和歌山の応援席には「アフリカン・シンフォニー」が鳴り響いた=16日、阪神甲子園球場、山崎虎之助撮影写真青森山田のブラバンでは、オリジナル曲「ねぶた節」に合わせてお囃子(はやし)に使うかねも活躍=11日、阪神甲子園球場表拡大  

 夏の甲子園では、アルプススタンドでも熱い戦いが繰り広げられている。応援合戦だ。16日の準々決勝では一塁側にアルプスバンドの雄、智弁和歌山(和歌山)が登場、得意曲「アフリカン・シンフォニー」を披露した。21年前、同校が初めて甲子園で演奏したというこの曲は、この夏、出場55校中50校が演奏する大ヒットになっている。

 アフリカンは、智弁和歌山が初出場を果たした87年、吹奏楽部顧問の吉本英治さん(53)が市販の楽譜から編曲して応援にとり入れた。アフリカの大地に響くゾウのおたけび、力強さ、威圧感を――そんな思いでアップテンポにし、楽器の音を短く区切ってメリハリを付けたという。

 同校が甲子園の常連になり兄弟校の智弁学園(奈良)も演奏するようになると、知名度が上がって広がった。メロディーに男子生徒の「ウォーウォウォー」という低音を重ねたり、合間に「カッセ、カッセ、○○(選手名)」のかけ声を入れたり、アレンジしている学校も多い。

 この夏の甲子園で、代表55校が初戦で演奏した曲から「08年夏の甲子園ヒットチャート」を調べてみたところ、1位は断トツでアフリカン。演奏校は昨年の33校から50校に増えた。

 人気に一役買っているとみられるのが、高校野球の応援曲を集めたCD「ブラバン! 甲子園」(ユニバーサルミュージック)と、その後に出版された吹奏楽譜。CDは昨年6月に発売され、15万枚を超える大ヒットに。今年2月には、「ルパン三世のテーマ」「タッチ」「夏祭り」などのスタンダード曲を収録した第2弾も発売された。

 ベスト10のうち、アフリカンを含む9曲が第1弾CDの収録曲。その一つで、72年から放映されたアニメ「海のトリトン」の主題歌も昨年の6校から15校に、「ひみつのアッコちゃん」も9校から15校に増えてベスト10入りした。

 「自分たちだけの一曲」にこだわる学校もある。青森山田(青森)の「ねぶた節」、倉敷商(岡山)の「桃太郎」などだ。浦和学院(南埼玉)の代表曲「浦学サンバ」は、浦添商(沖縄)が「浦商サンバ」の名で演奏。指笛で盛り上がるスタンドに、サンバのリズムがすっかりなじんでいる。

 大会は大詰め。勝ち進むチームとともに演奏に磨きをかけてきたブラバンの晴れ舞台も迫る。(川原千夏子、金成隆一)

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