ドイツ南部バイロイトで1日、後継者に決まったエファ・ワーグナー・パスキエさん(左)とカタリーナさん=AP
【ベルリン=金井和之】ワーグナー楽劇の本拠地「バイロイト音楽祭」を運営する財団は1日、先月末で引退したウォルフガング・ワーグナー総監督(89)の後継者に、同総監督の娘2人を指名することを決めた。
後継者に指名されたのは、ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーの孫にあたる総監督の娘のカタリーナさん(30)と、前妻の娘エファ・ワーグナー・パスキエさん(63)。総監督は4月、資金提供者らに送った書簡で娘2人を後継者に挙げて引退を表明し、今季の音楽祭が終わった8月31日に引退していた。
1日の会見でエファさんはかつての不和をにおわせながらも「偏見なしに共同運営に取り組む」と、新たな音楽祭の運営に意欲をのぞかせた。2人の役割分担は今後の協議で決められる。財団の広報担当によると、これまで終身とされ、財団内部でも問題となっていた任期については5〜7年の期限が設けられる可能性があるという。