麻丘めぐみ
昭和30〜40年代に全盛を誇った歌声喫茶。そこに集う若者たちの人間模様を描く「新宿・歌声喫茶の青春」が10月3日から14日まで、東京・新宿のシアターアプルで上演される。ロシア民謡など当時の愛唱歌をふんだんに織り込み、観客にも大いに歌ってもらう参加型の音楽劇だ。出演は由紀さおり、麻丘めぐみほか。音楽監督は前田憲男。
ノンフィクション「歌声喫茶『灯(ともしび)』の青春」(丸山明日果著)をもとに脚本を手がけたのは、山川啓介。中村雅俊の「ふれあい」や矢沢永吉の「時間よ止まれ」の作詞者でもある。山川は「歌声喫茶がはやったのは、今日より明日はもっとよくなると思えた時代。学生運動の衰退やカラオケの台頭で時代の波に沈んだが、世の中を変えたいという素朴な思いに力を与えていた場所ではないか」と話す。
「時代を変えたり人生を変えたり、歌にはそこまでの力はないけれど、一緒に歌うとギスギスした冷たい世の中がちょっとあったまる」。そんな思いも台本に込めた。
7500円。問い合わせはアイエス(電話03・5269・5356)。