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580キロ移動し1日2コンクール 高岡工芸・吹奏楽部

2008年10月4日

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写真二つのコンクールに向け、練習に熱が入る吹奏楽部員=富山県高岡市中川の高岡工芸高校

 富山県立高岡工芸高校吹奏楽部(部員28人)が同じ日の午後、6時間で580キロを移動し、二つのコンクールに出場する。演奏場所は、埼玉県所沢市と福井市。楽器を抱え、私鉄、JR、バスを乗り継いで会場に駆けつける。「どちらも思い入れのある大会。県代表として最高の演奏をしたい」と意気込んでいる。

 高岡工芸が出場するのは、12日に所沢市民文化センターで開かれる「東日本学校吹奏楽大会」(北海道・東北・東関東・西関東・東京都・北陸吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)と、福井県立音楽堂である「中部日本吹奏楽コンクール」(中部日本吹奏楽連盟など主催)。

 同じ日にあるため、顧問の加藤祐行教諭は主催者と相談し、演奏を所沢市は1番目の午後0時50分から、福井市が最後の午後7時からになるように調整してもらった。この6時間で大移動を敢行する。

 旅行会社がつくったスケジュールは分刻み。午後0時50分に7分間の演奏がスタート。終了後、すぐにバスに乗る。5分で西武新宿線航空公園駅に駆け込み、JR高田馬場駅へ。品川駅で、東海道新幹線に移り、米原駅。バスに乗り換え、6時に福井市の会場に着き、演奏に間に合わせるという日程だ。

 出場する二つの大会には、部員たちの強い思い入れがある。加藤教諭が7年前に赴任した時、部員はわずか5人だった。厳しい練習を重ね、実力をつけてきたメンバーにとって、「東日本学校吹奏楽大会」は、全国の強豪校と競い合える晴れの場だ。

 「中部日本吹奏楽コンクール」には大編成部門(50人以下)で出場する。昨年まで小編成部門(30人以下)に出場していたが、今年は初めて大編成部門に挑戦。強豪校を破り、県代表となった。苦労してつかんだ舞台で、どうしても演奏したかった。

 テューバ(重さ約15キロ)などの大型楽器は、5人の男子部員を中心に持ち運ぶ。バスに手際よく運び込み、移動中は、ほとんど駆け足だ。部長の長原貴人君(3年)は「スケジュールは厳しいけど、いい演奏で、最高の賞を目指したい」と話している。(板垣麻衣子)

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