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動画サイト活躍の場に 新たな才能次々と

2008年12月18日

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写真ビデオ収録のため、ダウンタウンのビルの屋上で歌うダニエル・エイハーン(左)=米・ロサンゼルス

 08年グラミー賞のベスト・ラップ・ソングにノミネートされた「クランク・ダット・ソウルジャ・ボーイ」。歌うのは、当時弱冠17歳のソウルジャ・ボーイ。米国でもっとも権威ある音楽賞を射止める寸前まで行った少年のデビューは、ユーチューブとマイスペースだった。無料の動画サイトにアップロードした「クランク……」は、奇妙なダンスがついた自作のミュージックビデオで、このダンスと歌が、おもに小学生の間で大ブームになったのだ。

 ユーチューブなど動画サイトは、隠れた「才能」が見知らぬ「聴衆」とつながる“磁場”となっている。ロサンゼルス在住のシンガー・ソングライター、ダニエル・エイハーンは、そうした磁力に自覚的なミュージシャンの一人。8歳の頃から曲を書き始め、02年ごろから本格的にバンド活動にのめりこむ。04年にネットへ発表の場を広げた。ビデオの製作費は500ドル(約4万4千円)。ある曲のビデオをサイトにアップしたら、最初の2カ月で10万ビュー、ライブの観客は倍増した。

 「レコード会社からのアプローチは今までもあったが、音楽産業全体がシフトしつつあることに気付いていた」とダニエルは言う。

 「動画サイトは、客と直接コンタクトをとれる有効なツール。逆に、大レコード会社との契約にはあまり興味がなくなった。ユーチューブで僕のビデオをチェックしている人たちを調べれば、次はどの街でライブをすればいいのか分かる。レコード会社のいいなりにならなくても、自分のキャリアに500ドル程度を投資すれば、音楽を続けていける。これは、新しいビジネスモデルなんだと思う」

(ロサンゼルス=近藤康太郎)

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