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歌に前向き「冬の女王」 広瀬香美

2008年12月25日

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 ポップス界の「冬の女王」といえば広瀬香美(こうみ)。かーんと伸びる高音が躍動する「ロマンスの神様」や「ゲレンデがとけるほど恋したい」が街に流れるこの季節に、新アルバム「メイキング マイ ライフ ベター」を発表した。「大人になった私にしか出来ないライブを」と、コンサートにも意欲的だ。

 歌唱力に定評があるが、歌うことに前向きな気持ちになったのはつい最近だという。デビュー10年目で初めて行った全国ツアーは、楽しむどころではなかった。「あんな高い声、ほんとに出るの? って試験を受けてるような気分。プレッシャーで胃が痛くて眠れなかった」という。

 「作曲は技術次第で80点、90点のものができますが、歌はそのときどきの自分が出ますからね。いまだに歌手と名乗るより、『ソングライターです』とつい言っちゃう」

 昨冬、ピアノ弾き語りとアカペラによるツアー「香美別邸」で好評を博した。来年1月29日から2月12日にかけて、再び同じスタイルのツアーを名古屋・神戸・東京で行う。「持って生まれた声と、もう一つの声ともいえるピアノで楽しんでほしい」

 「冬の女王」と呼ばれることも「照れがありますが、新譜を出さない年でも自分の歌がラジオやテレビで流れるなんて光栄です」と受け入れられるようになった。気負いから解放された元気な歌声が、この冬一層はじける。(藤崎昭子)

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