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歌にもはじける行動派 武道館公演の声優・歌手 水樹奈々

2009年1月16日

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写真水樹奈々さん=蛭田真平撮影

 声優界きっての人気者、がこれまでの枕ことばだった。だが最近の人気はアニメファンの間にとどまらない。昨年のシングル「トリックスター」はオリコン初登場2位。ライブ動員数も年々増え、10日に始まったツアーの締めくくりに、日本武道館3日間連続公演が待っている。

 音楽好きの両親のもとで育った。自宅で歌謡教室が開かれていたほどで、「物心ついた頃には演歌やアニメ主題歌を口ずさんでいました。あこがれは美空ひばりさん。私も5歳から毎週末、のど自慢会場のステージで歌っていました」。

 歌手を目指して上京したが、声優デビューの方が2年早かった。プレイステーション用ゲームを振り出しに、「アリソンとリリア」のヒロイン親子、「しゅごキャラ!」のほしな歌唄(うたう)など着実にキャリアを重ねる。「イタズラなKiss」の琴子役では出産シーンも演じた。

 「ベテランでさえオーディションを受けないと役を勝ち取れない厳しい世界。でも、キャラクターを通して性別や年齢を超えたいろいろな感情や人生を体験できる。『好き』というセリフ一つとっても、気持ちの振れ方が全然違う。歌を歌う上での解釈や感情の込め方にもつながっていると思います」

 歌手デビューから8年。昨年10月には、あこがれの新宿コマ劇場で座長公演を実現させた。だがそれから間もなく、歌を教えてくれた父が10年間の闘病の末に亡くなった。ファンからの励ましに、改めて多くの人の支えと愛情を感じた。21日発売の新曲「深愛(しんあい)」は詞も手がけ、周囲への感謝の思いを込めた。

 声優、歌手、ラジオDJと大忙しだが、動いているのが元気の源という。「北海道や沖縄なら一泊で行っちゃうし、夜中に車を運転して那須高原で星を見たり、熱海の温泉に入ったりして翌朝仕事場に現れたり。オフにじっとしてるなんてもったいなくて、意地でもどこかに出かけますね」

 初体験の武道館3公演もプレッシャーよりワクワクの方が大きいようだ。「ふだんはテレビやCDを通して接している人から、ダイレクトな反応が返ってくるのは楽しみ。体力温存なんてできないタイプだから、毎回体力メーターがゼロになるまではじけて、眠って起きてまたはじけて。そんな3日間になりそうです」(文・藤崎昭子、写真・蛭田真平)

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