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変化求め 行動でも魅了 ソウル歌手 ジョン・レジェンド

2009年4月17日

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写真ジョン・レジェンド=高山顕治撮影

 04年のデビュー以来、米国を代表するソウル歌手の一人となったジョン・レジェンドが4月初旬、ライブ出演のために来日した。愛をささやく滑らかな歌声と、セクシーさと知的さを兼ね備えたたたずまいで大人気の彼は今、行動する歌手として注目されている。

    ◇

 大学在学中に音楽活動をスタートし、ヒップホップミュージシャンのカニエ・ウェストらと知り合う。04年にアルバム「ゲット・リフテッド」でデビュー。ゴスペル、R&B、ヒップホップとブラックミュージックの歴史を体現する斬新なサウンドで、05年のグラミー賞最優秀新人賞など3部門を受賞した。

 クラブで女の子をナンパする文句から、恋人同士が交わす愛の言葉と、歌詞には甘い世界が展開する。ただし、ナンパなだけではない。

 米大統領選では、ネットを通じて若者を動かしたとされるウィル・アイ・アム制作の「Yes We Can」のビデオにも参加。自身もオバマ氏支持のメッセージを込めた曲「イフ・ユーアー・アウト・ゼア」も発表した。「僕の作品には広い意味でのLOVEが貫かれているのは間違いない」

 昨秋発表した新作のタイトルは「エヴォルヴァー」(ソニー)。オバマ氏の「チェンジ」に呼応するように「進化する者」という意味だ。従来のピアノバラード調から一転して、エレクトロニックな要素をまぶし、サウンドの「進化」をも示した。「音楽であれ何であれ、僕は常に前向きな変化を求めているんだ」

 大統領選だけでなく、07年からアフリカの貧困根絶を目指した「Show Me Campaign」という独自の取り組みを始めた。飲料水の確保、子供の教育、農業などへの援助事業だ。アルバムでも参加を呼びかけている。

 こうした行動には、デビュー前に大手コンサルタント会社に勤めた経験も生きているという。「戦略的に物事を進めているよ。少しずつだけれど、成果が上がっている。米国も政権が変わり、種から芽が出始めたように。変化は急激ではなくても、大事に育てていきたい」

 米国では日本以上にCDの売り上げの落ち込みが激しい。「僕にとって最も大きな力は聞き手の存在。独りよがりにならず、わかりやすく、共感を得られる音楽を心がけていきたい」(西正之)

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