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モーツァルト未発表2曲は幼少時代の作品 財団発表

2009年8月3日

写真モーツァルト愛用のピアノで未発表作品を披露する演奏者たち=オーストリア・ザルツブルクで、玉川写す

 【ザルツブルク=玉川透】国際モーツァルテウム財団は2日、新たに見つかったモーツァルト(1756〜91年)の未発表作品2点についてオーストリア・ザルツブルクで記者会見し、幼いモーツァルトが即興で演奏した曲を父親が楽譜に落としたものであることを明らかにした。

 財団によると、2作品はピアノ協奏曲とプレリュードで、父レオポルトがモーツァルトの姉マリア・アンナの練習用に作成した楽譜集に、作者不詳の曲として収められていた。

 楽譜集は長く財団が保存していたが、最近になって詳しく調べた結果、モーツァルトが5歳で作曲活動を始めてから間もない1763〜64年ごろの作品であると推定。筆跡はレオポルトのものとみられるが、技術的に未熟さが残っていることなどから、レオポルトがモーツァルトの演奏を聴いて楽譜に書き写したと結論づけた。

 記者会見はモーツァルト一家が住んだ「モーツァルトの家」で行われ、モーツァルト愛用のピアノで2作品が実際に演奏された。

 「神童」といわれたモーツァルトは5歳で作曲活動を始め、35歳で没するまでに600曲以上の作品を残したとされる。財団は、ザルツブルクで生まれ育ったモーツァルトの作品の研究、保全を目的に1880年に設立された。

 2作品の演奏は、財団のホームページ(www.mozarteum.at)からダウンロードして聴くことができる。

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