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葉加瀬節、フル回転 アルバム発表、全国ツアーの秋

2009年10月3日

写真拡大「世界中で積み重ねてきたコミュニケーションが自信につながっている」と葉加瀬太郎

 1年に100本近い公演をこなし会場を満杯にする人気バイオリン奏者、葉加瀬太郎。ジャンルに縛られずドラマチックに歌い上げるような演奏で、インストゥルメンタル音楽を日本で盛り上げた立役者が、この秋も新譜発表に全国ツアーにフル回転だ。

 ライブ・イマージュなどのフェスティバルや自身の公演を通して、多くの才能と交流してきた。9月に出たアルバム「マイ・フェイバリット・ソングス」では、敬愛する13組の音楽家と彼らの代表曲などを共演した。

 エンニオ・モリコーネとの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」を始め、喜多郎と「シルクロードのテーマ」、溝口肇と「世界の車窓から」など、豪華な顔ぶれだ。

 「誰もが知ってるシンプルなメロディーでどこまで歌いきるか、どうやって葉加瀬節にするか、プレッシャーはあった。でもまな板の鯉(こい)に徹し、『好きに使ってくれ』と腹をくくりました」

 もともとバイオリンでの演奏を想定していないゴンチチの「放課後の音楽室」や、押尾コータローの「あの夏の白い雲」も印象的な演奏だ。「押尾君は同い年で、同じ大阪生まれ。少年時代に芝生に寝転がって空を見ていたことを思い出しながら演奏しました」

 13曲を見渡し「特に90年代以降、色んなスタイルのインストゥルメンタル音楽が花開き支持されてきた。こんなにバイオリンがテレビやラジオで流れている国はない。誇らしいです」。

 2年前から英国に住み始めた。日英を行き来し、クラシックのコンサートにも出演し、合間には絵も描く。「忙しさも2倍です。でも成田やヒースローの空港についた瞬間、すっと切り替わる。どちらに行くのも『帰る』という感覚で、心地よいバランスですね」

 全国ツアーは4日から、山梨を皮切りに始まる。「いまだに修学旅行みたいにワクワクします。各地でなじみの店が増えてオフも分刻み。でも『食べて飲んで遊んで』が僕の健康法ですから」。疲れ知らずで音楽人生を楽しんでいる。(藤崎昭子)

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