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この木 なんの木 気になる木♪ 伊藤アキラCMソング選

2009年10月15日

写真拡大「CMソング傑作選」をまとめた伊藤アキラ=宮本写す

 日立グループの「この木 なんの木 気になる木」、明治製菓の「きのこの山は食べ盛り」……。印象的なフレーズのCMソングを、作詞家の伊藤アキラは数多く生み出してきた。その中から50曲を自選したCD「伊藤アキラ CMソング傑作選」が、このほど発表された。

 東京教育大在学中の60年、日本のCMソングの元祖と言われる三木鶏郎の制作者集団「冗談工房」に入った。「キャッチフレーズ・ウイズ・ミュージック」。CMソングの定義について三木にそう教わったという。

 大学卒業後、フリーの作詞家として本格的にCMソングを手がけた。手応えを感じたのが71年のサントリービールの「VIVA!純生」だ。サビの商品名の前に「男のロマンあふれる歌の世界」を展開した。「1コーラス30秒の枠のなかで、まとまりのある『歌』になった」と話す。

 その後、「幸せの青い雲 青雲」(75年)、「ゆったりたっぷりのんびり 旅ゆけば三日月 ホテル三日月」(83年)、「パッ!とさいでりあ」(90年)などを生む。

 だが、80年代後半になると、CMソングの世界からオリジナル曲が急速に減っていった。ヒット曲を出したい歌手と組む「タイアップ」の手法が広がったからだ。

 「CMソングは、はかなく消えることが前提の表現形態だが、ひと節が人々の心に深く残ることがある。オリジナルの良さが見直され、また復活するといいのだが」

 大瀧詠一が歌と作曲を手がけた「三ツ矢サイダー」シリーズなどを収めた「伊藤アキラ CM WORKS ON・アソシエイツ・イヤーズ」も昨年発表した。両CDとも問い合わせはウルトラ・ヴァイヴ(電話03・5485・2301)。(宮本茂頼)

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