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リード楽器多彩に 五重奏団 カレファックス来日

2009年11月27日

 クラリネットやオーボエといった、いわゆるリード楽器の奏者5人でつくるアンサンブル「カレファックス・リード・クインテット」が初の全国ツアー中だ。オランダで発足し、今年で24年。30代後半から40代前半の旬の奏者たちが多彩な曲に臨む。

 リード楽器とは、アシなどでつくられた「リード」と呼ばれる薄片を振動させ、音を出す楽器のこと。ファゴットは通奏低音にも使われるが、サックスのように旋律楽器として活躍するものが多いため、リード楽器のみでのアンサンブル曲はきわめて少ない。メンバー自らアレンジしたり作曲したり、作曲家に委嘱したりして、レパートリーを増やしてきた。

 昨年初来日、現代作品のみを採りあげた演奏会を開いた。「時代や楽器の制約がない分、古楽、現代曲、ポップスまで何でもできる」とサックスのラーフ・ヘッケマ。

 身軽さを強調する戦略には、クラシックの世界にもっと若者を引き込みたい、との思いがにじむ。

 「クラシックと聴衆の敷居は、音楽そのものではなく、むしろ拍手してアンコール聞いて、はい帰りましょう、といった『様式』がつくっている」とヘッケマ。

 バス・クラリネットのイェルテ・アルタウスがこう付け加えた。「日本は吹奏楽の文化が特に盛んだと聞いている。色々な編成でアンサンブルを楽しめることも知ってもらいたい」

 最終公演は28日午後6時、東京・上野の東京文化会館。5千円。モーツァルトの五重奏曲にドビュッシーの「ベルガマスク組曲」、デューク・エリントンが編曲したチャイコフスキーの「くるみ割り人形」など新旧入り交じるにぎやかな曲目だ。電話03・5429・2399(ヒラサ・オフィス)。(吉田純子)

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