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音楽でみんなを幸せに シンガーソングライター・さかいゆう

2010年1月4日

写真さかいゆう=中嶌英雄氏撮影

 昨年10月にデビューした。ポップスの多様な技法をちりばめたデビュー曲「ストーリー」は全国のFMラジオ43局で集中放送され、パワープレーの新記録を達成。一気に存在を知らしめた。

 高知県出身。高校卒業後に音楽の道を志し、22歳で渡ったロサンゼルスでピアノを弾き始めた。ソロ活動や他の歌手への楽曲提供、演奏参加を重ね力を蓄えた。

 「デビューしても心意気は変わらない。基本はエンターテインメント。どう楽しむか、どう人を驚かせるか、それが常にある」と語る。耳を引き寄せるイントロ作りは勝負どころだ。「ストーリー」ではピアノの序奏の疾走感だけでなく、変化に富む曲展開で楽しませてくれた。

 伸びやかで中性的な歌声も強みだが「ビブラートをあまりかけずストレートに歌ってるだけ。後で聴いて『何がんばっちゃってんの』と思う歌はちょっと……。声はあくまで曲や言葉を引き立たせるためのもの」。

 2月発売の「まなざし☆デイドリーム」はアニメ「のだめカンタービレ フィナーレ」のオープニング曲だ。バッハの「主よ人の望みの喜びよ」を取り入れた。「ロスで一時期、バッハとマイルス・デイビス、キース・ジャレットばかり聴いていた。みんな自我を超えた感じで、でもすごくセクシー。そんな作曲家への尊敬を込めました」

 ロスや東京で仲間を増やしながらも、作曲中に思い浮かべるのは故郷の海や空だという。「夜の桂浜で友達とずっと話をしたことや、その時の星、月がやっぱり僕の原風景です」

 故郷の親が感動し、海外の人も聴く曲を作ることが、強いて言えばひとつの目標。だが「昔から目標をあまり持たない。でも好きなことばかりやっていると、自然とそういう人が集まってくる。コンピューター世代の若い天才とも一緒にやってみたい。みんなで新しいポップミュージックで遊んで、周りの人も幸せにできるといいですね」(藤崎昭子)

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