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映画「THIS IS IT」 ギタリストのオリアンティが新譜

2010年1月29日

写真拡大「女性ギタープレイヤーを鼓舞する存在になりたい」と話すオリアンティ=東京都港区、高波淳撮影

■マイケルも認めた情熱

 マイケル・ジャクソンの急死直前のライブリハーサルを記録した映画「THIS IS IT」で、金髪をなびかせ、超絶技巧を披露した若い女性ギタリストがいた。彼女の名はオリアンティ。世界デビューとなった自らのアルバムの宣伝で来日した彼女に聞いた。

 豪州生まれの25歳。父がギタリストだったこともあって6歳からギターを手にした。10歳ごろにはプロのミュージカルの伴奏を務めるほどの早熟だった。やがてロックにのめり込み、好きなギタリストにサンタナやスティーブ・バイらを挙げる。

 その後、有名ミュージシャンのバックを務め、2009年のグラミー賞で演奏を披露。そんな実績を認めたマイケル側から、バックバンドのオーディションに声がかかった。「音楽におけるパッションや、彼と一緒に仕事することで何かを学びたいという気持ちをマイケルが評価してくれて、採用されたんだと思う」

 3カ月ほどのリハーサルでは「アンプの種類など音について試していると、マイケルは常に聞き、意見をくれた」と振り返る。映画では、「今夜はビート・イット」「ブラック・オア・ホワイト」といった、原曲ではエディ・バン・ヘイレンやスラッシュら大物ギタリストが客演した曲で、彼女のプレーが大きくクローズアップされている。

 世界デビューとなるアルバム「ビリーヴ」は、1980年代のキャッチーなハードロックを思わせる作風で、自ら務めるボーカルは力強い。どの曲でも、技巧的で若さがはじけた勢いのあるギターが満載だ。

 マイケルのリハーサル前にアルバムはほぼ仕上げていたが、「ゴッド・オンリー・ノウズ」というバラードは彼の死後に作った。「直前まで彼は完璧(かんぺき)。みんなで楽しくやっていたので、受け入れがたかった。自分の気持ちを浄化させるためにも、そうした思いを歌に込めた」と話す。(宮本茂頼)

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