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「天城越え」「キャプテン翼」など作詞、吉岡治さん死去

2010年5月17日

写真:吉岡治さん吉岡治さん

 「天城越え」など多くのヒット歌謡曲を手がけた作詞家の吉岡治(よしおか・おさむ)さんが17日、死去した。76歳だった。通夜は24日午後6時、葬儀は25日午前11時から東京都中央区築地3の15の1の築地本願寺で。喪主は長男天平(てんぺい)さん。

 山口県出身。19歳で童謡詩人のサトウハチローさんに弟子入りし、子供のうたを書き始めた。放送作家をへて、1965年に大島渚監督の映画主題歌「悦楽のブルース」で歌謡曲の作詞家に転身した。67年の美空ひばりさんの「真赤(まっか)な太陽」がミリオンセラーに。「大阪しぐれ」(都はるみ)、「さざんかの宿」(大川栄策)、「細雪」(五木ひろし)、「命くれない」(瀬川瑛子)、「天城越え」(石川さゆり)など日本的な憂いと激しさを含んだヒット曲の数々を生んだ。童謡「あわてんぼうのサンタクロース」やアニメ「キャプテン翼」の主題歌「燃えてヒーロー」の詞も作ったほか、「ドキュメント女ののど自慢」の審査員としてテレビにも出演。

 日本作詩家協会副会長を務めた。2003年に紫綬褒章受章。

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〈「天城越え」を歌った石川さゆりさんのコメント〉 公演先での突然の知らせに言葉を失いました。あまりに深く、大きな悲しみに今は、何かお話しできる状態ではありません。少し、時間を頂きたいと思います。

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〈「越前岬」を歌った川中美幸さんのコメント〉 先生には、昭和57年の「越前岬」をはじめ、昨年リリースのアルバム「艶冶(えんや)」など、多くのすばらしい作品をつくって頂きました。お逢(あ)いすると、冗談好きで、場を和ますように、いつも周りを気遣っていました。先生の奥の深い詩を、今の時代だからこそ、もっともっとたくさんつくって頂きたかった。今年3月、弦(哲也)先生の45周年の記念のコンサートでお逢いしたのが最後になってしまいました。今でも信じられない気持ちでいっぱいです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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