ロンドンで開かれたおもちゃの展示会(04年)で飾られたファッション人形。中央がバービーで、それ以外の4体がブラッツ人形=ロイター
【ロサンゼルス=堀内隆】全世界で知られる「バービー」人形と、後発ながら急激に売り上げを伸ばした「ブラッツ」人形。バービーを製造するマテル社が著作権をめぐってブラッツ製造元のMGAエンターテインメント社を訴えた訴訟で、米カリフォルニア州の連邦地裁陪審はこのほど、ブラッツのデザイン案はバービーのデザイナーがマテル社との契約期間中にMGA社に渡したものだった、と認定した。
バービーとブラッツのデザインの生みの親は同じデザイナー。訴訟で二つのファッション人形が「姉妹」だったことが判明した。争点は、ブラッツの発案がマテル社との独占契約期間中だったかどうか。陪審は、デザイン案はマテル社との契約期間中に発案され、MGA社首脳がそのデザインを渡すよう働きかけたとのマテル社の主張を認めた。今回の認定で、MGA社が著作権侵害で巨額の賠償金の支払いを命じられる可能性が高くなった。
59年の発売開始以来「少女の必須アイテム」とされたバービーは、01年に登場したブラッツにお株を奪われ、AP通信によると、米国内での売り上げは昨年、前年比15%減だった。