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木村伊兵衛写真賞に浅田政志さん 「家族の一枚」追求

2009年3月11日

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写真浅田政志さん

 第34回木村伊兵衛写真賞の受賞者は浅田政志氏(29)に決まった。4月22日に東京会館で授賞式が行われ、賞状と賞牌(しょうはい)、副賞100万円が贈られる。

 本賞は、故木村伊兵衛氏の業績を記念して75年に創設されたもので、昨年1年間に優れた作品を発表した新人写真家が対象。選考経過はアサヒカメラ4月号に掲載し、受賞作品展を4月21日から30日までコニカミノルタプラザ(東京・新宿)で開催する。選考委員は、篠山紀信、土田ヒロミ、都築響一、藤原新也の4氏とアサヒカメラ編集長。

 受賞した浅田さんのテーマは「家族」。その一風変わった作品が、現代の家族像を浮かび上がらせる。

 受賞作「浅田家」は昨年夏に写真集、写真展で発表され、テレビのニュース番組などでも取り上げられて話題となった。タイトルの通り、父、母、兄、本人の一家4人総出で、消防団、学校、選挙カー、ラーメン屋など様々な場面のいかにもありそうなシーンを演じ、セルフタイマーで撮影している。家族全員が役になりきっている様子に、思わず笑いを誘われる。「これは家族の記念写真なんです」と浅田さんは話す。

 作品づくりのきっかけは、写真専門学校に在学中、小学生のころの家族の思い出を再現して撮影したことだった。三重の実家を出て上京してからも、年に何度か帰郷しては撮影を重ねた。

「家族みんなで、どんな写真にするか打ち合わせます。母の考えたちょっとしたポーズがよかったり。撮影では父のやる気をどう出させるかがポイントで、長引いてけんかになったこともあります」と笑う。

 今はほぼ同じ手法で、よその家族の撮影に取り組む。

 「家族の記念写真って、写真の元の姿だと思うんです。家族みんなの記憶に残るような、最高の一枚が撮れたらいいですね」(西原龍弥)

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