歌手小田和正(61)が2日、名古屋・日本ガイシホールでコンサートを行い、11月末からドーム公演ツアーを行うことを発表した。61歳2カ月でのドーム公演は、ソロ歌手では史上最年長記録となる。
小田はアンコール前最後の曲「ダイジョウブ」を歌う前に「どうしたものかと迷い続けましたが、ドームで追加公演をします」。会場からは「え〜っ」とどよめきが起こった。小田はこれまで、客席のファンの顔がはっきり見える会場を好み、大規模なドーム公演は行ってこなかった。02年のツアーから「アリーナ規模でも遠い客とも触れ合えるように」と花道を作るセットが恒例化。花道から見える客の笑顔が、60歳を超えても衰えない音楽活動を続ける原動力になっている。
この日も、汗を流しながら花道を駆け回り、スタンド席にマイクを向けるなどサービスたっぷり。それだけに、規模が大きいドーム公演を決断するまで1カ月半、悩んだ。決断させたのは「チケットが取れない」というファンの声。小田は「別にジャニーズに対抗しようなど、そんな気持ちさらさらありません。(花道を)走ったり、皆さんに少しでも近づこうとしていたのに、それに逆行することになって返す言葉もありません。ガラガラでもかまいません。時間があったら遊びに来てください」。小田の意図をくみ取り、客席もどよめきから一転、温かい拍手に変わっていた。
日程は11月26、27日に東京ドーム、12月6日にナゴヤドーム、12月20日に京セラドーム大阪でライブを行い18万人を動員する。小田は89年に、オフコースの解散ライブを東京ドームで行っているが、ソロでは今回が初めて。最後は「『最後だからドームなのよ』というくだらないうわさが出るかもしれませんが、そんなうわさを信じないで」と呼びかけていた。