怪獣映画の2大スターが、歴史的共演を果たした? 国内唯一の国立映画機関として知られる東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで、68年までの日本の特撮作品を紹介する「怪獣・SF映画特集」が6日、開幕した。第1次特撮ブームで作られた44本を毎日2本ずつ、2月22日まで上映する(月曜休館)。
初日のこの日は、午後3時から「ゴジラ」、同7時から「大怪獣ガメラ」を上映。東宝と大映(現角川映画)が生み出したスター怪獣の2作品が、同時上映されるのは極めて異例だ。東宝の宣伝担当者は「通常の興行ではありえない。東宝がガメラの配給をしていた時期があったが、ゴジラとは重ならないようにしていた」と振り返った。
同センターは06年夏から「日本映画史横断」と題した企画上映を始めた。同年8〜9月に「日活アクション映画特集」、07年1〜2月に「歌謡・ミュージカル映画特集」を行い、今回が第3弾。松本智恵広報は「日本の特撮映画は、海外でも認められていて、意義のあるジャンル。今はスクリーンで見られない作品ばかりなので、ぜひホールで見てほしい」とPRした。
同センターは70年開館。4万本以上の映画作品を収集、保存しているため、今回のような大型企画が可能になっている。鋼鉄の巨人(スーパージャイアンツ)や大魔神シリーズ、近未来戦争や科学犯罪を扱った作品など、マニアを納得させる充実度だ。上映スケジュールなどの問い合わせは、電話03・5777・8600(ハローダイヤル)。