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まちおこしはヨシモトと 新宿ゴールデン街がイベント

2008年8月27日

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写真吉本とのまちづくりについて語る外波山さん=東京・新宿ゴールデン街

 東京・新宿ゴールデン街と吉本興業が協力した街おこしが、31日の納涼イベントでスタートする。100以上の飲食店が参加する街のイベントに、近くに引っ越してきた同社の若手芸人が格安ギャラで出演することが決定。映画、演劇関係者の客が多い街だけに、互いの魅力を高めたいと双方が意欲をみせている。

 吉本興業東京本部は今年4月、ゴールデン街と道を挟んで隣にある小学校の元校舎に移転してきた。若手スタッフを育成する「よしもとクリエイティブカレッジ」も開校し、芸能界などを目指す若者の姿が増えた。

 ゴールデン街では近年、若者のレトロブームもあって活気が戻り、バーなどのしゃれた店も増えた。若手の店主らの発案で毎夏、数十の店が参加するスタンプラリーなどが開かれ、新たな客を呼び込む場にもなった。

 31日のイベントは、街にある二つの商店街組合のひとつ「新宿ゴールデン街商業組合」が主催し、100以上の店舗が参加を決めた。数年前から持ち上がっている再開発計画への危機感が背景にあるという。同組合理事長で俳優の外波山文明(とばやま・ぶんめい)さん(61)は「再開発ビルではなく、陰も陽ものみ込む大きな胃袋のようなこの街の魅力を伸ばすことで活路を見いだしたい」と話す。

 外波山さんは、歌舞伎町周辺の商店街が参加する地域再生の協議会で吉本の担当者と顔をあわせ、「街づくりで協力しましょう」と意気投合。手始めに夏のイベントへの協力を呼びかけると、吉本側が応じ、若手芸人による屋外ライブが決まった。

 「芸人を目指す若手が街でいろんな人と知り合い、人脈を広げてもらえれば」と外波山さん。生活が苦しい若手芸人を店で雇ったり、ネタあわせやライブの場を提供したりすることも考えたいという。

 一方、吉本興業東京本部の広報担当者も「これを機に、双方が持ち味を生かせる協力関係を作り、街おこしに貢献したい」と前向きだ。

 「新宿花園・ゴールデン街納涼感謝祭」は31日17〜23時。参加店舗が1杯500円で飲み物を出すほか、写真展など店ごとのイベントもある。詳細はホームページhttp://www.pdplanning.net/nouryousai/。問い合わせは実行委員会事務局(03・5272・0725)。

(永井靖二、中野晃)

     ◆

 新宿ゴールデン街 歌舞伎町の東端、新宿区歌舞伎町1丁目1番地にある。58年の売春防止法全面施行前の「青線」の名残を残した木造2〜3階建ての長屋風建物がほとんどを占め、カウンターに数席〜十数席程度の飲食店が二百数十軒並ぶ。客には文人や芸術関係者も多い。

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