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満員の観客が「中村屋!」 名古屋城内で歌舞伎公演

2009年9月5日

写真開幕した「名古屋平成中村座」=4日午前、名古屋市中区の名古屋城内、遠藤啓生撮影

 人気歌舞伎俳優の中村勘三郎さん(54)率いる「名古屋平成中村座」公演が4日、名古屋城内に特設した芝居小屋で開幕、力感あふれる舞台で満員の観客を喜ばせた。

 「江戸時代の雰囲気を残す芝居小屋を再現したい」との思いで、本丸御殿跡近くの二之丸広場に建てた仮設劇場は木の香が漂う約1千平方メートル。中村座の定紋「角切(すみきり)銀杏(いちょう)」や大ちょうちん、歌舞伎絵などが飾られ、840を数える客席にはお大尽席や桟敷もあって、400年前の歌舞伎の世界にタイムスリップさせる。

 この日は、女好きで強欲な破戒僧が主人公の「法界坊」(昼の部)で開幕。重厚さと軽やかさの絶妙のさじ加減に加えて愛敬も弾む勘三郎さんらの熱演に、「中村屋!」の掛け声が飛び交い、大きな拍手がわいた。終幕には舞台奥の扉を全開したため城の石垣や木々が借景となり、花吹雪の中での大立ち回りという華やかなクライマックスが大いに盛り上がった。

 公演は26日まで。前売り券は9割以上売れているが、当日券もある。(桐山健一)

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