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尾上菊之助、女形難役に挑む 花形歌舞伎 戦後最年少「政岡」

2008年11月21日

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 尾上菊之助が東京・新橋演舞場の「花形歌舞伎」で「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」の政岡に初役で挑んでいる。31歳。政岡は女形の屈指の難役で、戦後最年少という。来年にはロンドンで「NINAGAWA 十二夜」に出演。目が離せない若手俳優だ。

 政岡は幼君の乳人(めのと)で、忠義のため自分の息子を幼君の身代わりに死なせてしまう。死を目前に微動だにしない強靱(きょうじん)な精神力と、深い母の愛がせめぎあう。「『個』の時代ですが、母性や何かを守るという気持ちは、いつの時代でも共通している。ただ、女形の夢見る役。本来、この歳でやれる役ではないでしょうね」

 菊之助は義太夫のけいこも熱心に重ねる。この姿勢が歌舞伎らしい所作と間の感覚を磨く。「義太夫節が元の芝居なので、大事なのは政岡のせりふの音です」と話す。

 25日まで。ほかに「伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」「義経千本桜・吉野山」など。1万5750〜2520円。「十二夜」の英公演は09年3月、帰朝公演は同年6、7月。

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