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市川海老蔵、奮迅の十八番 新橋演舞場「初春花形歌舞伎」

2009年1月8日

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写真市川海老蔵

 市川海老蔵が、東京・新橋演舞場の「初春花形歌舞伎」で、昼夜を通じ奮迅の舞台を見せている。注目は26年ぶりに復活する歌舞伎十八番「七つ面」。関羽、般若、恵比寿などの面を付け替えて舞い、魔よけを願う。

 「舞踊は女形がメーンなのが多いけど、奇をてらわずに立役(たちやく)がメーンの踊りにしたい。十八番の形からそれないよう、おおらかさも大事でしょうね」

 国立劇場の「象引」で十八番対決となる父、団十郎について「どんどんやってもらいたい。最終的に僕の財産になるんだから」と、市川宗家の十八番復活を親子で取り組む意欲をにじませる。

 「義経千本桜・すし屋」では、初役のいがみの権太。知盛、忠信と合わせ「立役の卒業論文」と呼ばれる三役を、1年の間にすべて演じることになる。

 「昨年、初役を一番やったのは僕じゃないかな。30歳になって、歌舞伎をちゃんとやらないと、と思った。やってみると難しい。千本桜の『三役』はなぞるだけですけど、収穫ある一年だった」

 権太は、今までで一番共感できる役という。「悪いやつだけど根がやさしい。だから冷たく当たる。その辺が似てる。おやじのことを思ってるところも」(井上秀樹)

     ◇

 「初春〜」は27日まで。ほかに「恋飛脚大和往来」「弁天娘女男白浪」。市川右近、中村獅童らも出演。1万6千〜3千円。

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