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昭和の名演、セリフ堪能 CD集「歌舞伎名舞台」

2009年11月23日

 六代目中村歌右衛門、八代目松本幸四郎、十七代目中村勘三郎ら昭和の歌舞伎を彩った名優らの舞台を収録したCD集「歌舞伎名舞台」(1〜3、各2演目)が発売されている。複数のマイクで録音したため、各役者のセリフが立体的に聞こえるのが特徴だ。

 圧巻は「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)・寺子屋」。八代目幸四郎の松王丸、六代目歌右衛門の千代、十三代目片岡仁左衛門の源蔵、当代中村芝翫(しかん)の戸浪という顔ぶれで、79年に歌舞伎座で上演された。八代目の芸の大きさが、声を通して聞く者を直撃する。

 ほかには二代目中村鴈治郎らの「河庄(かわしょう)」(79年、歌舞伎座)や、十七代目勘三郎、坂東玉三郎らの「刺青奇偶(いれずみちょうはん)」(78年、同)など。

 若き日の当代幸四郎(当時は六代目市川染五郎)が当代仁左衛門(当時は片岡孝夫)と切り結ぶ「勧進帳」(79年、国立劇場)も興味深い。

 発売元はワーナー。各7800円。(米原範彦)

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