日本舞踊の最大流派「花柳流」の正統な四代目家元は自分であるとして、昨年5月に死去した三代目家元の花柳寿輔さんの遠縁にあたる舞踊家青山貴彦さん(32)が17日、四代目襲名を公表した花柳寛さん(77)を相手取り、家元の地位確認を求めて東京地裁に提訴した。
訴状などによると、青山さんは02年9月上旬、三代目から次期家元承継の申し入れを受け、03年7月に勤務中の建設会社を退社して受諾。今年1月7日に正式発表する予定だったという。
家元承継をめぐっては昨年6月下旬、花柳流の理事会で選任された寛さんが四代目襲名を公表した。理事会の顧問弁護団は「訴状を確認していないため、コメントは控えたい」としている。
青山さんは3月、東京都中央区にある三代目の生前の自宅兼けいこ場の土地・建物について、相続財産管理人に対し引き渡しを求める訴えも同地裁に起こしている。