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善竹兄弟狂言会 品格を尊ぶ骨太の芸風

2009年6月26日

写真拡大善竹隆司写真拡大善竹隆平

 関西を中心に活動する大蔵流狂言方の善竹隆司、隆平の兄弟が28日、東京・渋谷のセルリアンタワー能楽堂で「善竹兄弟狂言会」を催す。

 現在の善竹家は、金春流宗家から63年に姓を贈られた弥五郎に始まる。弥五郎は骨太の芸で知られ、演出家・武智鉄二の演劇活動にも参加した。ひ孫の隆司は「コミカルな笑いに走らず狂言を能楽としてとらえ、品格を重んじるのが弥五郎譲りの芸風」と話す。

 今回の演目の新作狂言「濯(すす)ぎ川」(飯沢匡作)は武智の演出で50年代に初演された。気の弱い夫と、彼に何かと家事を押しつける嫁やしゅうとめが巻き起こす笑い話だ。

 「狂言は笑いを通じたヒューマンドラマ。人間の本質を描くので、誰もが身につまされる内容が多い。狂言が日常生活の糧になってくれたらいい」

 午後2時。古典「佐渡狐」なども。6千円。電話078・822・3948(善竹会)。(米原範彦)

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