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宮崎・椎葉村の神楽を上演 2月、東京・紀尾井小ホールで

2010年1月11日

写真古来の姿を残す嶽之枝尾神楽

 舞台のつくりや小道具、音楽、舞い、楽器まで古式を保つ宮崎県椎葉(しいば)村の神楽が、2月に東京の紀尾井小ホールで上演される。

 村は平家の落人の里として知られ、柳田国男が「後狩詞記(のちのかりことばのき)」で紹介した狩りと焼き畑農業の舞台でもある。

 神楽は村の小集落ごとに伝えられ、地元では毎年末に神迎えから神送りまで33の演目が徹夜で演じられる。中でも29世帯87人の竹の枝尾地区に伝えられる嶽(たけ)之枝尾(のえだお)神楽は、激しい太鼓と静かな舞いが特徴で、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

 今回の公演では、しめ縄を引きながら神々を呼び集める「注連引鬼神(しめひききじん)」、作物の植え付けから豊作までを祝って稲荷大明神に奉納する「稲荷神楽」など6演目を17人の村人が上演する。

 解説を担当する徳丸吉彦・放送大学客員教授は「古来の姿を残しているだけでなく、演じ手に若手もいて、ちゃんと伝承されている点でも珍しい」という。

 公演は2月6、7日、午後3時開演。4千円、学生2千円。電話03・3237・0061(ホール)。(篠崎弘)

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