現在位置:
  1. asahi.com
  2. エンタメ
  3. 舞台
  4. 古典芸能
  5. 記事

「梅彌の名 大きくしたい」 中村光江、襲名披露へ

2010年4月21日

写真拡大梅彌を襲名する中村光江

 日本舞踊の中村光江が二代目中村梅彌を襲名、5月23日に東京・三宅坂の国立劇場で開かれる中村流舞踊会「雀成会」で披露する。梅彌は光江の祖母の芸名だ。「名前を大きくできるよう、着実に踊っていきたい」と話す。

 光江は、歌舞伎俳優の中村芝翫の長女。「祖母は父に踊りを仕込んだ。父を成駒屋の後継ぎに育てて下さった。父の原点を継がしていただく気持ち」という。

 4歳で初舞台。演目は「玉兎(たまうさぎ)」で「感激は今でも覚えています。とにかく踊るのが好き。『京鹿子娘道成寺』や『紅葉狩(もみじがり)』などストーリーがある舞踊にひかれる」。

 今回の演目も「娘道成寺」。「うれしくなるくらい好きな舞踊ですが、父からは『真剣に踊りなさい』と言われています」。品よく、格調高く、大事に踊る――。胸中に抱く、父親や師事した藤間流宗家の二代目藤間勘祖の教えだ。

 「日本舞踊を広めたい。特に舞踊の良さを分かって下さるお客様をつくりたい。長唄などの音楽も昔のポップスのようなもので、当時の日本人の日常感覚が詰まっているんです」

 午前11時開演。会主の芝翫をはじめ、弟の福助、橋之助らも出演。1万円。電話03・3431・4370(同流事務所)。(米原範彦)

検索フォーム


朝日新聞購読のご案内