落語の若手真打ち柳家三三(さんざ)が12月に冬の噺(はなし)ばかりの独演会を開く。6月に国立演芸場で同じく三夜の独演会を成功させたばかりだが、「自分にプレッシャーをかけ続けたい」という。
落語には「芝浜」「しじみ売り」など冬を舞台にした大ネタが多い。「厳しい寒さ、せっぱ詰まった状況で人間のとる行動に、物語が生まれやすいんでしょう」。その中から独演会では「橋場の雪」「福禄寿」「富久」「二番煎じ」「鰍沢」「夢金」の6席をかける。前の3席はネタおろしだ。
二つ目時代から「大器」の呼び声が高かった三三だが、当人は「整っているが中身がない」と言われるのが気になっていたという。「せっぱ詰まった時の人間らしさを描きたい」
「三三 冬噺三夜」は東京・紀尾井小ホールで、12月15〜17日、午後7時開演。ゲストは15日、三遊亭好楽▽16日、桂南光▽17日、柳家小菊。全席指定3千円。電話0422・53・0817(ショーキャンプ)(編集委員・篠崎弘)