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インタビュー

宝塚歌劇団元トップが大挙出演、「次郎長三国志」上演

2011年1月24日

  • 文:中本千晶、写真と動画:岩村美佳・仲宗根美幸
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写真:「次郎長三国志」について語る榛名由梨と汀夏子=撮影・岩村美佳拡大「次郎長三国志」について語る榛名由梨と汀夏子=撮影・岩村美佳

写真:「次郎長三国志」稽古場より=撮影・仲宗根美幸拡大「次郎長三国志」稽古場より=撮影・仲宗根美幸

 清水次郎長・森の石松…1950〜60年代、映画で人気を博した「次郎長三国志」の世界が、宝塚OGの手で蘇る!? 1月21日より博品館劇場で上演されている「勢揃い、清水港 次郎長三国志」(30日まで)で清水次郎長役を演じる榛名由梨(はるなゆり)と、森の石松役を演じる汀夏子(みぎわなつこ)に、「今なぜ次郎長なのか?」から、任侠の世界を演じる苦労まで、開幕前に語ってもらった。

 今回、清水次郎長を演じるのは「初代オスカル様」として知られる榛名由梨。「ベルばらの華々しい世界から任侠の世界へというのは、180度のチェンジ。でも、今の自分なら清水次郎長もできるんじゃないかと、だいぶ前から思っていた」という。長年の思いが、今回見事実現した形だ。

 その榛名が、「森の石松役として、最初にぱっとひらめいた」のが汀夏子だったという。榛名と同じく、「ベルばらブーム」の立役者のひとりである。他に、元男役では郷(ごう)ちぐさ、瀬戸内美八(みや)、高汐巴(たかしおともえ)、えまおゆう、娘役では東千晃(あずまちあき)、美雪花代(みゆきはなよ)、秋篠美帆(あきしのみほ)、森奈みはると、トップスター経験者がまさに「勢揃い」の豪華さだ。

 加えて、「流し目のスナイパー」の異名をとる人気の女形、竜小太郎(りゅうこたろう)が3役を演じて花を添える。また、次郎長一家と戦う敵方として、7人の男性も参加。女性だけの宝塚とは一味違う、緊張感あふれる殺陣シーンをみせてくれる。

 宝塚時代は「ベルばら4強」の一角として圧倒的な人気を誇り、宝塚を卒業してからも今なお男役を愛してやまない2人だが、それでも「女性ばかりの宝塚で任侠物なんて、ありえないこと。そのことは、やっぱり怖い」と汀。

 いっぽうで、「ベルばら」で初代オスカルを演じて以降も、「風と共に去りぬ」のレット・バトラー役でトップスターとして初めて髭をつけたり、宝塚としては異色の「無法松の一生」の松五郎を演じたりと、「初もの」経験の多い榛名としては、「今度もすごく楽しみ」。「股旅物ならではの立ち居振る舞いを体の中に植え付けて、慣れた形にしておかないと」と気を引き締めていた。

 チラシには、歴代トップスターの顔写真がズラリと掲載され、一見楽しげな雰囲気だ。だが、「実際は村上元三さんの小説をもとにきちっと書いてある、深くて、重い作品。チラシのイメージと違いますから、そのギャップを楽しみにしていて欲しい」と2人は熱弁する。石松が殺される場面、その石松の仇を次郎長一家が討ちに行くラストシーンなど、迫力の見せ場も満載だ。

 次郎長一家と同様、家族的な絆で結ばれていることで知られる宝塚だが、「宝塚の人は、皆で力を合わせてひとつのものを創り上げようという意気だけは誰にも負けない。だから、きっといいものができると信じています」と座長の榛名。汀も、「石松という役を、魂を込めて演じ切りたい。もうこんな役は二度とできないと思うから」と、熱っぽく語った。

【対談の全文はこちら】

◆ベルばらから次郎長へ「勢揃い、清水港 次郎長三国志」

《東京公演》2011年1月21日(金)〜30日(日)、銀座 博品館劇場
詳しくは、銀座 博品館劇場公式サイトへ

スター★ファイル

榛名由梨さん・汀夏子さん対談の全文掲載 

 「勢揃い、清水港 次郎長三国志」 に出演される榛名由梨さん&汀夏子さん対談の全文を「スター★ファイル」コーナーに「『勢揃い、清水港 次郎長三国志』に出演 榛名由梨・汀夏子、対談の全文」として掲載しています。スター★ファイルの記事本文を読むにはAstand・ベーシックパック(月額525円)の購読が必要です。ベーシックパックの購読は、こちらから。

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