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石ノ森章太郎原作、大地真央主演で「大江戸緋鳥808」

2012年7月30日

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写真:「大江戸緋鳥808」に出演する大地真央(右)と未沙のえる=撮影・江川誠志拡大「大江戸緋鳥808」に出演する大地真央(右)と未沙のえる=撮影・江川誠志

 大地真央主演の「大江戸緋鳥808」が東京・明治座で8月4日に開幕する。石ノ森章太郎原作の「くノ一捕物帖」をベースに渡辺和徳によるオリジナル脚本、岡村俊一の演出で上演される。大地、未沙のえる、湖月わたる、貴城けい、と宝塚出身者が4人も揃うとあって、フィナーレにショーも付く。華やかで凛々しく人情味溢れる作品になりそうだ。(フリーライター・岩村美佳)

 2012年2月に宝塚歌劇団を退団した未沙は、大地とは59期生の同期どうし。しかも宝塚受験前に知り合い、音楽学校本科生時代には毎日一緒にいたという仲の良さだ。歌劇団に入団してからは、同じ月組に配属され、大地が退団するまでずっと一緒に過ごしてきた。大地がトップスターのときには、「組のお芝居をまとめてくれたのは未沙だった」と当時を振り返る。未沙は大地について、「自分の考えやアイデアを提案し、作品をすごく大事にして、自分だけじゃなくて作品をいいものにしたいということを常に考えていた。それが今も続いていてすごい、だからこそ皆で付いて行こうと思う」と話す。思い出の役の絡みについて尋ねると、「アホなことしていたのしか思い出さない」と爆笑するふたり。

 未沙は、退団後も舞台を続けたいと思っていたという。「やってみる気はあるか」と尋ねたという大地は、「やっぱりもったいないなと思うんですよね」と退団後の共演を歓迎した。大地は「女優」「俳優」というよりは「役者」でありたいという。役の者という「役者」がすごくかっこよく、好きなのだそうだ。未沙に「やっぱり役者さんとして色んなことをね、これから出来るまで」とエールを送る。

 大地が演じるのは、表向きは花魁で、実は元「くノ一」の緋鳥(ひちょう)。戦うことに生きた暗い過去を持っている。緋鳥は過去の生き方を償うかのように、江戸の人々のために生きようとする。未沙が演じるお藤は、人のいい長屋の大家で、緋鳥をかくまう。逆に長屋が火事で焼けたときには、緋鳥が遊郭の離れに長屋の皆をかくまったりもする。支え合っているふたりの関係をふと思いおこさせる役柄だ。男装している直姫(湖月)、町娘のお七(貴城)、絵師の参次(東幹久)らが加わり、江戸幕府のお家騒動やかつてのくノ一としての過去が絡み合っていく。

 退団後の初舞台が、大地との27年ぶりの共演となり喜ぶ未沙は「『この人の為なら皆で何かできるぞ!』みたいなことをしていく中心になる人物なので、楽しみであり、少しドキドキしています」と話した。大地は「未沙のえるもいることですから」と顔をほころばせ、「お客様に楽しんで頂いて心に残る作品になれるように、皆で一緒に作り上げていきます」と締めくくった。

【対談の全文はこちら】

◆明治座創業140周年記念「大江戸緋鳥808」
《東京公演》2012年8月4日(土)〜27日(月) 明治座
⇒詳しくは、明治座「大江戸緋鳥808」公式サイトへhttp://www.meijiza.co.jp/info/2012_08/

(関連リンク:大地真央オフィシャルウェブサイト) http://www.daichimao.com/j_top.html

《筆者プロフィール》岩村美佳 フリーフォトグラファー、フリーライター。舞台関係、ファッションなどを中心に撮影してきた経験をいかし、ライターとしても活動している。「目に浮かぶ言葉」を伝えていきたい。


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