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安蘭けい×濱田めぐみ「アリス・イン・ワンダーランド」対談

2012年10月26日

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写真:「アリス・イン・ワンダーランド」に出演する安蘭けい(右)・濱田めぐみ(左)=撮影・岩村美佳拡大「アリス・イン・ワンダーランド」に出演する安蘭けい(右)・濱田めぐみ(左)=撮影・岩村美佳

 ルイス・キャロルの有名な物語「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」をモチーフにしながらも、現代に生きる大人向けに大胆にアレンジしたミュージカル「アリス・イン・ワンダーランド」が東京・青山劇場(11月18日〜)と大阪・梅田芸術劇場(12月14〜)にて上演される。朝日新聞デジタルでは、アリス役と、「帽子屋(マッドハッター)」役で「夢の共演」を果たす、安蘭けいと濱田めぐみの2人に話を聞いた。(フリージャーナリスト・中本千晶)

 取材は同作品のプレイベントの後に行われたが、共に「皆さんの歌に圧倒されました。すごく楽しみ」(安蘭)「ひゅーひゅー!とか盛り上がっちゃった。やっぱりお稽古場で歌うのと違う」(濱田)と、興奮覚めやらぬ中での対談となった。

 プレイベントでは、キャスト一人ひとりが、色違いで、かつ役のイメージに合ったカラフルな衣装を身につけていたのが印象的だったが、初の本格的な悪役「帽子屋」に挑戦する濱田は、「悪っぽく紫にしました」。また、アリス役の安蘭は「普段は黒や白の服が多いので、思い切って明るい赤で」と、それぞれに工夫をこらしたそうだ。

 宝塚歌劇団出身の安蘭と劇団四季出身の濱田、在籍中からその歌声に定評のあった2人による初の共演となる。だが、プライベートでは以前から交流があったそうで、「ずいぶん昔に初めて一緒に食事をしたときには、いきなり普通な感じだった」(安蘭)「2時間ぐらいマシンガンみたいに話してしまった。たぶん話題の方向性が一緒だからだと思う」(濱田)と、気心の知れた様子。

 これまでは、お互いがお互いのファンで、客席から相手を見つめていた。濱田は「とうこさん(安蘭)のサイン入りのDVDを3枚持っています。宝塚時代で一番好きだった役はアンドレ」、いっぽう安蘭は「『ライオンキング』初演のナラを観て、めぐちゃん(濱田)の歌唱力に圧倒され、『うわー、この歌うたいたい!』と思った」そうだ。2人によるオスカルとアンドレ(「ベルサイユのばら」)、あるいはシンバとナラ(「ライオンキング」)も、「飲み会で是非やりましょう!」などと盛り上がった(!?)

 アリスのネガティブな分身ともいえる「帽子屋」について、安蘭は「人は、ネガティブな人といっしょにいるほうが安心できるという部分もある。そこは決して居心地は悪くないはず」と分析。また、濱田は、「帽子屋はアリスの一部だから、役作りにおいては、とうこさんのアリスの中を一度通す作業がすべてにおいて必要かな、と。稽古中はとうこさんのアリスをしかと凝視したい」と話す。

 フランク・ワイルドホーン氏の楽曲にはそれぞれに縁の深い2人だが、「とにかく歌うのにすごくエネルギーが必要」(安蘭)、「事前に体力をつけて、喉も鍛えておかないと、『音を取っただけで疲れちゃいました』といったことになりかねない」と、これまでの経験が抱負なだけに、いっそう気持ちを引き締めている様子だった。

 ミュージカルファンとしては、今回のキャスティングはまさに「夢の共演」だ。「とうこさんは目で芝居のできる方。どのようなエネルギーでぶつかり合えるかが楽しみだし、自分も力を出し惜しみせずに体当たりしていきたい。ディスカッションもたくさんしたい」(濱田)、「これまで客席で観ていためぐちゃんのパワーを舞台で感じられて、しかも、ダイナミックな歌声をこの距離で聴けるなんて。お稽古が終わって『一杯行くか!』もすごく楽しみ」と、和気あいあいながらも、共に意欲を燃やす2人だった。

【インタビュー全動画はこちら】

◆「アリス・イン・ワンダーランド」
《東京公演》2012年11月18日(日)〜12月7日(金) 青山劇場
《大阪公演》2012年12月14日(金)〜16日(日) 梅田芸術劇場メインホール
⇒詳しくは、「アリス・イン・ワンダーランド」公式サイトへ http://hpot.jp/alice/

(関連リンク:安蘭けい公式ファンクラブ Aran) http://kei-aran.com/

(関連リンク:濱田めぐみ オフィシャルブログ) http://ameblo.jp/megumi-hamada/

《筆者プロフィール》中本千晶 フリージャーナリスト。宝塚関係の著作に「宝塚読本」(文春文庫)、「なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか」(小学館新書)、「なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか」(東京堂出版)。2012年11月に「ヅカファン道」(東京堂出版)を出版。Astandスターファイルでも「ヅカナビ」連載中。


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